従業員エンゲージメント

職場環境、心理面、その両面において安全で働きやすい職場環境のもと、従業員が会社の存在意義(パーパス)を理解・共感し、自らも主体的、自発的にその実現に貢献したいという意欲をもって活動する――つばきグループでは、従業員エンゲージメントの向上に向けて、様々な活動を継続的に実施しています。

経営層と従業員のコミュニケーション

企業理念「TSUBAKI SPIRIT」、当社の存在意義(パーパス)の理解を深めるため、トップメッセージの発信をはじめ、あらゆる教育機会や研修カリキュラム、社内報等で繰り返し従業員への浸透活動を実施しています。また、会社の業績や事業の進む方向性を共有するため、社長による業況説明(動画配信)を半期ごとに実施。これ以外にも、経営層と従業員の対話機会を積極的に設けています。
また、人材育成や人事評価をはじめとする人事制度のねらいは、従業員エンゲージメントの向上を核としています。

双方向の社内コミュニケーションサイト「ONE TSUBAKI」

2023年11月に開設した広報ポータルサイト「ONE TSUBAKI」。
各部門運営のコンテンツなど活用範囲も広がり、様々な部署の情報をタイムリーに共有できるツールとして浸透してきました。トップメッセージに従業員からコメントが寄せられるなど、投稿者と閲覧者との双方向性も発揮。身近な場所で見つけたつばき商品の採用事例を紹介する「つばきがゾクゾク」、期間限定情報交換サイト「大阪万博企画」など従業員からの投稿も増えています。閲覧者数の指標であるユニークユーザー数は50%前後と、高水準を維持しています。

社内公募制度を「つばきキャリ・チャレ」にリニューアル

人材育成や人事評価をはじめとする人事制度のねらいは、従業員エンゲージメントの向上を核としています。従来の社内公募制度をリニューアルし、2024年度から「つばきキャリ・チャレ」制度として再スタートしました。この制度では個人のキャリア実現を後押しし、従業員のキャリア自律と職場活性化を目指しています。

新事業提案コンテスト「T-Startup」でモチベーションアップ

2022年度にスタートした、新事業提案コンテスト「T-Startup」。従業員から新しいビジネスアイデアを募集し、審査に合格すると、その提案者がプロジェクトリーダーとなって事業化を推進できるというものです。2024年度は、国内外から40件の提案が集まり、1次審査を経て、2次審査では6チームがプレゼンテーションを行い、その模様はオンラインで社内公開しました。その結果、全6テーマが事業化に向けて始動、2022年度以降に事業化をスタートした6テーマについても新事業開発テーマ発表会等でその進捗を公開しています。 新規事業創出を目指す社内ベンチャー制度は、従業員のチャレンジ精神発揮の場としてモチベーションアップにもつながっています。

「T-Startup」イントラ特設サイト
新事業開発テーマ発表会(2024年3月開催)

意識調査による、従業員と組織風土のモニタリング

椿本チエインでは、2002年より2年に1回「従業員の意識調査」を継続実施しています。
国内に勤務する従業員を対象に、①職場環境、②職場の雰囲気、③仕事のやりがい、④部下の指導・考課、⑤TSUBAKI SPIRIT・経営方針、⑥つばきブランド、⑦SDGsへの取り組み、⑧会社への満足度、⑨働き方の9つの大項目で調査を実施。従業員・組織のモニタリングを定期的に行うとともに、従業員の声を組織運営に反映させることにより、風通しの良い職場風土づくりに努めています。

2024年度の「従業員意識調査」では、前回に比べ「仕事のやりがい満足度」は1.6ポイント、「会社への満足度」は1.5ポイント上昇しました。
調査結果を踏まえ、下記施策を実施しています。

  • 旅費規程の見直し、ライセンスボーナス制度の充実
  • キャリア自律促進をねらいとした社内公募制度の活性化
  • 部下との円滑なコミュニケーション支援ツールの導入
  • 在宅勤務制度(柔軟な働き方促進と、育児・介護と仕事の両立支援など)

2024年度従業員意識調査の結果(一部掲載)

項目 2020年度 2022年度 2024年度
仕事のやりがい満足度 47.5% 49.8% 51.4%
会社への満足度 54.9% 57.0% 58.5%

※従業員意識調査は2年ごとに実施。次回は2026年度実施予定

持続可能な社会の実現に向けて

つばきグループは、「動かす」分野において社会の期待を超える価値を提供し、
社会から必要とされ続ける企業となることを目指します