循環型社会と汚染防止への取り組み

つばきグループは、より少ない資源を用いて、より高い経済価値を創出するとともに、 リデュース、リユース、リサイクルの「3R(スリーアール)」を進めることによって、環境への負荷が少ない「循環型社会」の形成に向けた取り組みを進めています。

※3R(スリーアール)=Reduce(リデュース):廃棄物削減、Reuse(リユース):再使用、Recycle(リサイクル):再資源化の3つの取り組みの頭文字を取ったもの

総排出物重量の削減

当社グループでは、廃棄物(産業廃棄物および一般廃棄物)の削減と再資源化率(リサイクル率)の向上に取り組んでいます。あわせて、売却有価物を含む「総排出物重量」を独自の管理指標に設定し、資源循環の取り組み強化につなげています。
これらの活動は当社グループの「エコ・ファクトリー認定制度」における評価項目の一つとして運用し、各事業所における継続的な改善活動を推進しています。

2025年度は、生産増に伴う売却有価物の増加により、総排出物は前年度比でやや増加となりました。各事業所では排出物削減や再資源化に継続して取り組み、資源の有効活用と環境負荷低減の両立を進めています。
今後も、循環型社会の実現に向け、資源循環の高度化と環境負荷低減に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

事業所別 総排出物重量 一覧

単位:t/年

2024年度 2025年度
廃棄物 売却有価物 総排出物 廃棄物 売却有価物 総排出物
椿




京田辺工場 402 7,808 8,211 421 8,210 8,631
埼玉工場 1,490 7,756 9,247 1,649 8,639 10,288
兵庫工場 180 21 201 143 25 168
長岡京工場 244 664 908 229 706 935
岡山工場 344 255 600 216 209 425



椿本カスタムチエン 147 614 761 141 642 783
椿本スプロケット 120 319 440 106 301 406
椿本バルクシステム 26 169 195 23 161 185
椿本メイフラン 69 584 653 62 517 579
椿本鋳工 1,920 104 2,024 1,911 142 2,052
ツバキ山久チエイン 56 56 112 53 50 104
国内合計 4,999 18,352 23,351 4,954 19,603 24,558

注)廃棄物=産業廃棄物+一般廃棄物

原単位 一覧

『総排出物/原単位』
2024年度 2025年度
椿




京田辺工場 0.370 0.375
埼玉工場 0.281 0.290
兵庫工場 0.151 0.164
長岡京工場 0.082 0.079
岡山工場 0.095 0.055



椿本カスタムチエン 0.137 0.144
椿本スプロケット 0.133 0.115
椿本バルクシステム 0.041 0.047
椿本メイフラン 0.173 0.167
椿本鋳工 1.316 1.235
ツバキ山久チエイン 0.032 0.030
国内合計 0.243 0.244

※注)総排出物÷生産高

再資源化率の向上

当社グループでは、廃棄物の削減と再資源化を積極的に進めています。
2025年度は、産業廃棄物と一般廃棄物を合わせた廃棄物合計が4,954tとなり、前年度から減少しました。また、再資源化率は98.5%と高水準を維持しています。
今後も、各事業所における排出物削減および資源循環の取り組みを強化し、環境負荷低減と循環型社会の実現に貢献していきます。

■再資源化率(廃棄物リサイクル率)目標:2030年度99.9%

廃棄物等排出量/再資源化率(年度平均)

  • 単位:t、%

    2021 2022 2023 2024 2025
    産業廃棄物 4,708 4,419 4,503 4,635 4,586
    一般廃棄物 412 383 367 364 368
    合計 5,120 4,802 4,871 4,999 4,954
    再資源化率
    (年度平均)
    96.8 97.0 98.6 97.9 98.5
  • 廃棄物等排出量/再資源化率

    ※対象範囲は国内主要生産拠点11事業所、海外は廃棄物定義が国ごとで異なるため未記載。

有害化学物質削減への取り組み

当社グループは、お客様に安心して製品を使用いただくため、有害化学物質に関する取り組みを強化しています。
具体的には、国内外の規制遵守はもちろん、製品含有化学物質の調査や、生産工程で取り扱う化学物質の削減を推進しています。

製品含有化学物質の管理

当社グループは、原材料・部品・資材の含有物質を調査し、お客さまとともに含有実態把握や許容範囲の設定を行うとともに、その継続的な削減に取り組んでいます。また、主要サプライヤーの皆さまには、有害化学物質の対象法令、物質名、基準値等を明記した「グリーン調達ガイドライン」を配布。サプライヤーの皆さまにも化学物質管理の重要性を理解いただき、使用低減に協力いただいています。

PRTR法対象物質の削減推進

当社グループでは、化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)の指定する化学物質の排出実態を調査し、生産工程で取り扱うPRTR対象化学物質の削減に取り組んでおり、有害性の少ない物質への代替を図っています。2025年度の同法関連の届出対象事業所は4社、7工場が該当しました。なお、当社グループでは、PRTR管理を「エコ・ファクトリー認定制度」の管理指標に掲げて、届出対象以外の工場も同制度の対象として、厳しく管理物質の削減を展開しています。

2025年度PRTR法対象化学物質データ実績表

単位:kg/年

事業所 物質番号 物質名 排出量 移動量 合計
大気 公共用水域 土壌 事業所内埋立 下水道 事業所外への移動
椿本チエイン 京田辺工場 348 1-ブロモプロパン 8,600.0 0 0 0 0 0 8,600
埼玉工場 87 クロム及び3価クロム化合物 69.0 0 0 0 0 35,000.0 35,069
300 トルエン 15,000.0 0 0 0 0 6,100.0 21,100
兵庫工場 438 メチルナフタレン 3.7 0 0 0 0 0 4
長岡京工場 53 エチルベンゼン 919.0 0 0 0 0 440.0 1,359
80 キシレン 1,324.0 0 0 0 0 634.0 1,958
300 トルエン 4,847.0 0 0 0 0 2,323.0 7,170
椿本バルクシステム 53 エチルベンゼン 2,776.0 0 0 0 0 384.0 3,160
80 キシレン 3,157.0 0 0 0 0 436.0 3,593
300 トルエン 1,489.0 0 0 0 0 206.0 1,695
438 メチルナフタレン 1.5 0 0 0 0 0 2
椿本メイフラン 53 エチルベンゼン 1,700.0 0 0 0 0 570.0 2,270
80 キシレン 2,300.0 0 0 0 0 800.0 3,100
300 トルエン 10,000.0 0 0 0 0 3,500.0 13,500
737 メチルイソブチルケトン 1,030.0 0 0 0 0 360.0 1,390
594 エチレングリコールモノブチルエーテル 800.0 0 0 0 0 280.0 1,080
椿本鋳工 412 マンガン及びその化合物 3,548.0 0 0 0 0 600.0 4,148
マグネシウム及びその化合物 2,305.0 0 0 0 0 92.2 2,397
合計 0 0 0 0 111,594

注1)椿本カスタムチエン、椿本スプロケット、ツバキ山久チエインはPRTR法の届出対象外です。

注2)上表は法令に対応した数値である。

水資源の保全

当社グループは、水資源保護のため、グローバルで水使用量や水使用量原単位の削減に取り組んでいます。国内事業所では、「エコ・ファクトリー認定制度」の管理指標の下、事業所ごとに管理値を設定し、水使用量の削減を進めています。海外事業所においては、2017年度より水使用量の計測を開始し、使用量削減に向けた施策を講じています。

  • 水使用量(国内)
    水使用量(国内)
  • 水使用量(グローバル)
    水使用量(グローバル)

TOPICS

従業員のDIYで工場廃材が家具に再生
Tsubakimoto Automotive Mexico(TAM)

TAMでは、使用済み木製パレット*1を従業員に販売し、DIYで家具や収納用品などを製作する材料として再利用してもらうことで、資源の有効活用につなげています。
プラスチックや段ボールなどの廃棄物も分別を徹底。廃棄物を発生段階で適切に分別することにより、資源循環を促進。廃棄物の削減とリサイクル率の向上に貢献する取り組みとなっています。

持続可能な社会の実現に向けて

つばきグループは、「動かす」分野において社会の期待を超える価値を提供し、
社会から必要とされ続ける企業となることを目指します