安全衛生

基本的な考え方

つばきグループは、企業理念「TSUBAKI SPIRIT」において、モノづくり企業として「安全と品質」をすべてに優先することを行動原則に掲げ、「安全衛生基本方針」の下、労働災害の防止と従業員の健康保持増進に取り組んでいます。 2009年2月には「つばきグループ安全衛生委員会」を発足し、グループ全体の安全衛生レベル向上のための活動を推進しています。

安全衛生基本方針

安全はすべてに優先する。私たちは、安心して働ける職場を目指します。

“安心な職場づくり”  
“安全なモノづくり”  
“実行する人づくり”

制定:2009年2月
改訂:2020年4月

安全衛生管理体制

当社グループでは、グループ全体の安全衛生活動を統括するため「つばきグループ安全衛生委員会」を設置しています。同委員会では、「安全衛生活動計画」を策定し、同委員会事務局が各事業場における安全活動状況の進捗確認等を行っています。
以下の三本柱を安全衛生のフレームワークとして、継続的な活動を展開しています。

  • リスク管理:重篤災害未然防止活動としてのリスクアセスメントの推進

  • 設備・環境の整備:機械の本質安全化を目指した機械設備安全ガイドラインの運用

  • 人づくり:安全知識を有し、常に安全基本行動を実践する、安全人間の育成

  • 安全管理体制
  • 安全管理体制

安全衛生活動への取り組み

当社グループでは、2020年2月のつばきグループ安全衛生委員会において、「安全衛生基本方針」「安全衛生管理規定」を定め、グループ全体の安全衛生活動を推進しています。2020年度には、安全衛生基本方針のグループ内での周知と安全衛生マネジメントシステムの基本となる安全衛生管理規定の運用を開始しました。具体的には、基本方針にある、

安心な職場づくり 重篤災害に的を絞った、「重篤災害未然防止活動」とリスクアセスメントの推進
安全なモノづくり 設備安全ガイドラインの運用
実行する人づくり 安全人間マニュアルの作成と運用、安全人間育成のため安全教育の強化

を目指します。
また、安全衛生基本方針については、英語、中国語、タイ語、スペイン語版を作成し、グローバル拠点での周知も実施しています。

労働災害発生状況(国内)

「安全衛生基本方針」「安全衛生管理規定」の改定

当社グループでは「安全衛生理念」と「安全衛生基本方針」を定めていましたが、2020年4月にこの2つを統合しシンプルで誰でも理解しやすい「安全衛生基本方針」に改定しました。「安全衛生管理規定」については、各事業所での安全衛生活動は実施していたものの、グループとしてその方針、目的、計画の運用内容をまとめたものがなかったため、改めて文書化しました。
これにより、つばきグループの安全衛生マネジメントシステムの基礎が構築され、活動のフォローやチェックも計画的に実施することが可能となりました。

安全パトロール(京田辺工場)
安全パトロール(京田辺工場)
海外製造拠点での安全教育(米国)
海外製造拠点での安全教育(米国)
安全体感訓練(京田辺工場)
安全体感訓練(京田辺工場)

グローバル展開

グローバル安全衛生活動として、2019年度よりグローバル拠点での災害件数の把握と災害事例およびベストプラクティスの水平展開を開始しました。拠点により法律が異なるという壁があるものの、「安全はすべてに優先する」という基本的な考えの下、グローバルでの災害撲滅を目指して、グローバル安全衛生活動を展開しています。

2022年度の主な取り組み

朝礼での安全人間マニュアルの周知活動
朝礼での安全人間マニュアルの周知活動

当社グループの安全衛生活動は、「重篤災害未然防止活動」「機械安全」「安全人間づくり」の3本柱で展開しています。2022年度は「安全人間マニュアルの周知」に注力して取り組みました。
この安全人間マニュアルは、つばきグループで発生した過去災害を類型化し、再発防止のための知識やあるべき行動をまとめたものです。各事業所の安全担当者が各職場の朝礼に参加し、直接周知活動を実施するなど、人の面からの安全強化を図っています。
つばきグループの安全衛生活動の目的は、働くすべての人が「会社に来た姿のまま無事にカエル」こと。「働く人やその家族を悲しませない。日々無事に帰って欲しい」という思いで安全人間の育成を進めています。

持続可能な社会の実現に向けて

つばきグループは、「動かす」分野において社会の期待を超える価値を提供し、
社会から必要とされ続ける企業となることを目指します