地域社会との共生
基本的な考え方
つばきグループの製造・販売拠点は世界26の国と地域に広がっています。私たちは事業活動を通しての社会貢献はもちろんのこと、国や地域によって異なる文化や法規制を理解し、地域に根付いた様々な活動を行っています。
国内での取り組み
社会貢献活動
地域社会の一員として、地元との積極的なコミュニケーションに加え、様々な社会貢献活動を実施しています。
防災・減災の一助に。企業版ふるさと納税を活用し、V2X 対応充放電装置「eLINK」を京田辺市に寄贈
ゼロカーボンシティを宣言する京田辺市。同市が整備した「京田辺クロスパーク(農業・福祉連携の公園)」に、企業版ふるさと納税を活用して、当社のV2X対応充放電装置「eLINK」を寄贈しました。
市民への農業体験の提供、障がい者就労の役割を果たすなど農福連携がコンセプトの同公園で、災害時の非常用電源としても活用いただくことになります。今後も地元企業として同公園の活性化に貢献していきます。


地域の皆さまと共に春を楽しむ「桜祭り」を開催

2025年4月、京田辺工場において、工場内の千本桜を鑑賞いただく「桜祭り」 を開催しました。
工場内の緑地を開放し、500名を超える地域の皆さまに来場いただきました。食事や親子でボール遊びを楽しまれたりと、穏やかな春の一日を市民の皆さまと友に過ごすことができました。
「飯能新緑ツーデーマーチ」に参加、地域の皆さまと交流(埼玉工場)
埼玉県飯能市内を歩きながら自然を楽しむイベント「飯能新緑ツーデーマーチ」(飯能市主催)に、埼玉工場がボランティア参加しています。
2025年は、5月24・25日に開催され、のべ1万人以上が参加。工場に設けた休憩所には当社製品も展示し、地域の皆さまと「これからの未来」についてコミュニケーションを図る場面もありました。


幼児スポーツ「ランバイク※」 のレース会場に社員用駐車場を提供(埼玉工場)
2025年6月1日、ランバイクの大会「リッキーチャレンジカップ 2025 飯能ラウンド」が開催され、昨年に引き続き、埼玉工場の従業員駐車場を会場として開放しました。
当日は、2歳から7歳までのキッズライダー約120名が元気いっぱいにレースを展開。ご家族を含め約400名が来場し、会場は大いに盛り上がりました。
※ランバイク:ペダルの代わりに足で地面を蹴って進む子ども用の乗り物


次世代育成支援
工業高等専門学校(以下、高専)の学生を対象にした出前授業や中高生の職業体験、小中学生対象の体験型工場見学会を通じて、子供たちが理科やモノづくりへの興味を高めるための支援活動を行っています。
北九州高専で 「加工技術に関する出前授業」 を開催(京田辺工場)

京田辺工場では、インターンシップ等でお世話になっている北九州高専・機械創造システムコースの学生を対象に、「金属加工」 に関する出前授業を行いました。通常授業では、加工方法の基礎を学習されている皆さん。当日は、メーカーがその加工方法をどのように利用しているのか、最新の加工方法はどのようなものなのか、を分かりやすく説明しました。金属加工の技術課題をどのように克服してきたか、実体験を交えた内容に、学生のモノづくりへの関心が高まったと思います。
今後も出前授業を通じ、次世代の技術者育成に貢献していきたいと考えています。
津山高専、新居浜高専で「“働く” をテーマにした出前授業」 を実施(岡山工場、京田辺工場)
岡山工場では、津山高専からの 「地域企業の持つ技術や魅力について知見を広げたい」「社会人としての心構えなどを企業人から学ばせたい」 というご依頼をもとに、出前授業を行ないました。当日は、同校卒業の従業員が、当社の技術力や商品の説明に加え、進路選択や働くことの楽しさなどについて、エピソードも交え紹介しました。


中学生の職場体験学習に協力(岡山工場、京田辺工場、ツバキベジムーブ)
岡山工場では、地元津山市の中学2年生を対象に職場体験を3日間受け入れました。「学校を離れ、地域で働く人たちと触れ合う中で、社会人として必要な礼儀作法や規律を学び、働くことを通じて自立心や忍耐力を養う」という職場体験学習のミッションに基づき、モノづくり現場での実習や技術部門でのCAD操作を体験していただきました。
同様に、京田辺工場ではチェーンのモノづくりを、ツバキベジムーブ・富士工場では植物工場でのレタス栽培を通じて、職場体験プログラムを提供。その準備、実習を通じて、受け入れ側にも気づきの多いイベントとなっています。



地元小学生向け工場見学会の開催
京田辺工場では、毎年恒例の市内小学生を対象とした 「夏休み親子工場見学会」 を開催。チェーン組立競争をはじめ五感を使った体験型の人気企画となっています。埼玉工場では飯能市内の小学5年生の社会科見学を積極的に受け入れ、 「工場を楽しもう!」 をテーマに、見て・触れて・感じて学べる体験型工場見学会を実施しています。
また、兵庫工場では、商工会議所と連携し、市内小学生を対象とした「親子工場見学会」 を開催。岡山工場でも地域の小中高校生対象の工場見学を受け入れ、モノづくりの楽しさ・奥深さを体感していただきました。




環境活動
地域の環境イベントへの参加や小学校での環境出前授業をはじめ、事業所ごとに周辺地域の清掃活動も実施。従業員が積極的に参加し、地域との共生を図っています。

京田辺市民祭り・環境フェスタ
地域イベントへの参加を通じ、工場における環境負荷低減活動や製品を通じての環境負荷低減への取り組みを紹介しています。

椿本チエイン・本社、大阪支社
大阪市北区中之島エリアの 「クリーンアップ活動」 に参加しました。
企業・住民・行政の交流により、きれいなまち中之島を目指したこの活動に、今後も参加します。

椿本チエイン・長岡京工場
国道171号線に面している長岡京工場では、地域の「ゴミゼロ運動」 に参加。交通量が多いためかゴミの量も多く、参加者の意識にも変化が生まれました。

椿本バルクシステム
年2回、地元の工業団地会員会社が一斉に清掃を行う活動に参加し、地域環境の美化に取り組んでいます。
海外での取り組み
海外では、それぞれの地域特性に応じたチャリティ活動や環境活動を行っています。
「ビーチクリーンアップ活動」に全従業員が参加
Tsubakimoto (Thailand) Co., Ltd. (TTCL)

TTCLでは、社会貢献活動の一環として、従業員全員が参加し、チョンブリー県パタヤ市のジョムティエンビーチで 「ビーチクリーンアップ」 を実施しました。ビーチの環境保全に貢献するとともに、従業員の環境意識向上、社内の連携強化、そして持続可能な観光への寄与が今回の活動のねらいです。当日はおそろいのつばきのロゴ入りTシャツを着用し、和やかな雰囲気の中、たくさんのごみを回収することができました。
チャリティイベントを通じて、子供たちのより充実した生活を支援
Tsubaki Australia Pty. Limited (TAL)

Variety NSW & ACTは、障害の有無に関わらず、子供たちがより充実した生活を送れるよう支援する団体で、車椅子や医療用ウィッグの寄付などの活動を実施しています。今回、レトロカーをデコレーションし、オーストラリア大陸を南北に約6,000km※を縦断走破するチャリティイベントを企画。当社のお客さまであるToyota Material Handling Australia社が参加されるのをきっかけに、TALもチャリティ参加させていただきました。