自然共生・生物多様性の保全

現代社会は、大気、水、土壌環境における物質循環や再生産など、自然からさまざまな生態系サービスを受けることで維持されています。
つばきグループは、環境基本方針に基づき、地球環境に調和した製品とモノづくりにより環境負荷を抑制するとともに、国内外グループ会社において事業所の緑化や地域の環境保全活動に積極的に参加しています。
今後も、これらの活動を推進し、生物多様性の保全と自然共生社会の実現に貢献していきます。

工場緑化の取り組み

当社グループでは、国内11事業所において、「緑地」と「環境施設」の拡充に注力しています。2024年5月末時点での、緑地面積による「緑化率」、緑地面積に環境施設関連の面積を加えた「総合緑化率」は、下表のとおりです。

工場緑化率等一覧表(工場立地法に基づく)

<2025年5月末日時点>

【単位:m2

全敷地
面積
全体比 緑地面積① 緑化率 環境施設
面積②
全体比 緑地+
環境施設
【①+②】
総合
緑化率
生産設備
面積
全体比
国内11事業所
合計
670,426 100% 141,057 21.0% 34,797 5.2% 175,853 26.2% 178,318 26.6%

※環境施設:緑地以外の広場、噴水、太陽光発電などの施設のこと

海外グループ会社での活動例

ドイツ・Tsubaki Kabelschlepp GmbH(TKG)

TKGでは、生物多様性の維持と従業員の福祉を融合させる取り組みを行っています。社屋の建設工事によって傷んだ5,100㎡の土地を再生。果樹などの植物を植えた草地や池の造成、屋上緑化も行い、「野生の草原」を作りあげました。草原内にミツバチの巣箱を設置したところ、16万匹ものミツバチが集まってきました。ベンチや遊歩道もあり、従業員の憩いの場となっています。

タイ・Tsubakimoto Automotive (Thailand) Co., Ltd.(TAT)

TATでは自然環境の保全を目的として、2008年度から植樹活動を続けています。タイのチョンブリ県近郊を中心に実施しており、これまでに約45,000本の樹木を植えてきました。植えているのは現地の環境に適したマングローブや多年生樹木などです。社員の約40~50名が毎年参加してこの活動を支えています。

持続可能な社会の実現に向けて

つばきグループは、「動かす」分野において社会の期待を超える価値を提供し、
社会から必要とされ続ける企業となることを目指します