研究開発体制と知的財産

厳しいグローバル競争下で打ち勝つ商品競争力のさらなる強化に向け、技術基盤の強化と、新商品・新事業開発を推進していきます。

1.研究開発体制

競争力強化に向け、新技術・新商品・新事業への挑戦は、必要不可欠です。その競争力を左右する最も需要な事業基盤が「技術」です。
つばきグループでは、技術強化に向け、継続的な投資を実施してきました。その技術強化、研究開発の中核を担っているのが、「技術・研究開発」と「新事業開発」の2部門です。
「技術・研究開発」では、表面処理、加工、潤滑、制御、評価、解析などの「基礎技術」「先行技術」の強化を担当。知的財産戦略を含め、各事業のビジネスに直結する研究開発をスピーディに展開し、開発の生産性向上を目指しています。
「新事業開発」では、各事業部門と連携し、新商品、新事業の開発に注力。大学等外部機関とも密接な協力関係を保ち、先進技術の研究開発を効果的に進めています。また、既存のアグリビジネス、PCSビジネス、車載ビジネスも管轄しています。

研究開発費および売上高研究開発費比率の推移

各部門の技術発表・交流の場「技術フォーラム」

積極的なオープンイノベーションと人材育成

「技術商談会」への参加

課題解決に向けたビジネスパートナー探索、新事業創出のきっかけづくりのため、企業同士のマッチングを図る「技術商談会」に参加。19年度は、7テーマに対し28社から提案があり、各社と個別面談を行いました。新しい切り口の提案もあり、今後、協業の可能性も視野に入れ、未来につながる知見を探索していきます。

「技術展示会」の開催

つばきグループの主要事業所で毎年開催している「技術展示会」。若手の開発技術者たちが、材料、メカトロ、AIなどの技術について、研究成果を発表しています。各事業所の技術部、生産技術部門の技術者たちが訪問し、それぞれのブースで行われるプレゼンテーション後、活発なディスカッションを繰り広げています。技術情報の交換により、グループ総合力につなげることはもちろん、若手技術者のモチベーションアップにもつながっています。

海外子会社との「技術会議」を開催

海外子会社の技術者たちとの技術交流、新ビジネス探索に向けた「技術会議」を開催しています。至近の技術課題からMaaS、CASEに関する新ビジネス探索まで、幅広い議題でディスカッション。国内外の技術部門の連携により、研究開発の成果を追求するとともに、グローバルな視点を持つ技術動向に精通した人材育成につなげていきます。

2.グローバルな知的財産戦略

つばきグループでは、商品の競争力強化につながる産業財産権の出願および権利化を国内外で展開し、戦略的に活用する「攻めの知的財産戦略」を進めています。この戦略の下、当社グループの特許保有件数は増加傾向にあり、19年度末の時点で、国内で838件、海外で1,209件、合計で約2,047件の特許を保有しています。
当社グループがビジネスを急速に拡大させている中国や新興国などにおける出願の拡大と侵害防止の徹底は、継続的な課題であり、2019年度においては、これらの地域において計130件の特許出願を行うとともに、海外特許事務所との連携を進めました。
また、産業財産権の出願と侵害防止については、知的財産部門が一元的に統括する一方で、技術や営業に関する機密情報については、「営業秘密管理規定」を制定し、法務部門と連携してグループ全体を管理。各種契約の起案・審査についても同様に、連携して対応しています。

当社グループの特許保有件数の推移

持続可能な社会の実現に向けて

つばきグループは、「動かす」分野において社会の期待を超える価値を提供し、
社会から必要とされ続ける企業となることを目指します