プレスリリース

「電力・温度・振動」監視により、装置の「予知保全」を実現
「つばき小形ギヤモータIoT仕様」 新発売

2020/9/24

インバータ駆動にも対応し、モノづくりのスマート化に貢献

1.はじめに

株式会社椿本チエイン(社長:大原 靖、本社:大阪市北区)は、業界に先駆けて2019年6月に発売した「つばき小形ギヤモータIoT対応自己遮断仕様」に続き、インバータ駆動など幅広い用途に対応できる「つばき小形ギヤモータ IoT仕様」を開発、2020年10月1日より新発売いたします。

つばき小形ギヤモータ IoT仕様
つばき小形ギヤモータ IoT仕様
使用例:飲料容器の搬送コンベヤ
使用例:飲料容器の搬送コンベヤ

昨今、設備の自動化・無人化が進む中、予兆管理を目的に運転状況を遠隔で監視するIoT機器のニーズが高まっています。それに伴い、設備の稼働状況を「見える化」することでトラブルによる稼働停止を未然に防ぎ、品質、生産性の向上を実現するスマート工場への取り組みが加速しています。しかし、既存工場をIoT化するには、様々な特性の駆動モータに各種センサ類を組み合わせ、それぞれの特性に合わせたシステムの構築が大きな課題となっています。
そこで当社では、汎用ギヤモータに高精度の「電力」「温度」「振動」センサをユニット化し搭載した「つばき小形ギヤモータ IoT仕様」を開発。センサとギヤモータを一体化することにより、高精度な負荷監視を実現し、実負荷に近い稼働状況の監視を可能したものです。
また、今回新たに、多くの設備に使われているインバータ駆動にも対応し、異常発生時の自動記録機能、ネットワーク上で遠隔監視できる機能を一体化。既設設備からギヤモータを置き換えることでIoTの導入が容易となり、スマート工場への取り組みに貢献します。

製品情報はこちらからご覧ください。

2.特長

(1) 「電力」「温度」「振動」の監視を実現

ギヤモータに「電力」「温度」「振動」の各種センサをユニット化。それぞれの負荷を常時監視し、異常発生時には出力されるリレーを用いてモータの停止やアラームを出力することでトラブル発生を未然に防ぎます。さらに、各種データの自動保存機能により、トラブル発生時の要因分析も可能となります。

①装置全体の負荷状況を監視

温度センサを用いた補正機能(特許出願中)の搭載により、より実負荷に近いトルク演算を実現し、軽負荷から高負荷まで高精度な監視を可能としました。併せて温度センサや振動センサを用いて連続した高負荷運転によるモータの発熱や振動も同時に監視することで、ギヤモータだけでなく装置全体の負荷状況を把握し、装置トラブルの未然防止に役立ちます。

②複数の監視モードを搭載

電力監視では、瞬間的な過負荷の監視に加え、徐々に増加した負荷も検出するサーマル監視、さらにはチェーンが切れるなど負荷が軽くなった場合の下限検知機能も搭載。また、異常を検知した時点からさかのぼり、10秒間(初期設定)のデータをギヤモータ本体に自動保存する機能も搭載し、パソコンへデータを取り込むことで、異常発生時の負荷、温度、振動が明確になり、要因分析に役立ちます。

(2) 対応範囲を大幅に拡大

昨年発売した「自己遮断仕様」は、特定業界向けで用途が限られていましたが、今回新たに発売する「つばきギヤモータIoT仕様」は、インバータ駆動対応やブレーキ付・400V級に加え、モータ容量も1.5kWまで幅広く対応。小規模から大規模までのさまざまな生産設備に使用できます。

ネットワーク接続機能

(3) ネットワーク接続機能により、遠隔監視を実現

IoT対応機能を搭載しており、ネットワークに接続することで、さまざまな機器と接続が可能です。

①各種機器とのネットワーク接続が可能
PLC(programmable logic controller)やパソコンをはじめとした有線通信に加え、当社商品の看太郎®、MitaMon®との接続により無線通信のニーズにも幅広く対応、遠隔での常時監視が可能です。通信方式は汎用性が高く、広く普及しているmodbus(RS-485)を採用し、既設の監視システムへの組み込みも容易です。

②トラブルを未然に防ぐ予知保全への対応
計画的に保守・点検を行う「予防保全」から、機器の劣化状態を予知して部品を交換、修理することでメンテナンス工数を削減できる「予知保全」へのニーズが高まっています。
本商品のネットワーク接続機能の活用により、装置の負荷状況によるトルクの変化や駆動部の発熱・振動の状況を遠隔で監視(最大16台)し、設備を「見える化」。それらのデータを外部機器に取り込み、分析することで予知保全を実現します。

③専用ソフトウエア(無償提供)で簡単設定・状態監視
専用ソフトウエアにより、お客様側で簡単に各種データの保存、各パラメータを変更できます。さらに、パソコン接続時には各種値の負荷状況をリアルタイムで波形表示することも可能です(専用ソフトウエアは当社ホームページからダウンロードできます)。

3.用途

食品・自動車の生産設備などの集中監視、予知保全を実施したい設備など。

4.発売機種

ハイポイドモートル、ギヤモートル(対応容量:0.1kW~1.5kW)

5.納期

3週間

6.販売計画

2021年度 8,000万円   2022年度 1億円

7.発売日

2020年10月1日

■本件についてのお問い合わせ先
経営企画室 広報課
TEL 06-6441-0054 FAX 06-6441-0203 E-mail : pr-sec@gr.tsubakimoto.co.jp

■お客様からのお問い合わせ先(モーションコントロール事業部)
お客様問い合せ窓口
TEL 0120-251-602 FAX 0120-251-603

プレスリリースに記載されている情報は発表当時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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