- ライブラリストレージシステム(つばきラボストッカ® シリーズ)
全自動保管ピッキング
ラボストッカ バケットタイプ
ラボストッカ・バケットタイプは、バイアル、マイクロチューブ、プレート(SBS規格準拠品)など様々な収納物に柔軟に対応する自動保管システムです。高密度保管の専用バケットを用い、例えば96ウエルマイクロチューブ100万本以上の保管量でも省スペースで、しかも高速入出庫を実現します。保管温度も室温から冷凍・冷蔵まで収納物に最適な温度に対応します。
特長
- バケットを用いた高密度保管・高速入出庫
- 収納物に合わせてカスタマイズが可能なバケット
- バーコード、2Dコード読み取りによる確実な保管
- 各研究者の端末からデータ検索や入出庫指示が可能
- サンプル、残量、使用回数等のデータ管理
- 運用に合わせたシステム設計と設置場所に合わせた柔軟なレイアウトが可能
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- 入出庫ステーション
- セキュリティ、操作性に優れたインターフェイス
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- 自動移載機と回転棚
- 高速入出庫を実現した移載機と高密度保管が可能な回転棚
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- ピッキングロボット
- バイアル瓶、マイクロチューブを確実にピッキング
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- 入出庫用のトレイから保管用のトレイに移載
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- 1本単位でのピッキングが可能なため、曝露レスの出庫を実現
ラボストッカ ラックタイプ
ラボストッカ・ラックタイプは、研究室など小型~中規模程度の収納量に最適な自動ピッキング保管庫です。マイクロチューブ、プレート(SBS規格準拠品)を個別に回転ラックで保管し、移載ユニット、ピッキングユニットにより高速かつ正確にチューブをピッキングします。保管温度も室温から冷凍・冷蔵まで収納物に最適な温度に対応します。
特長
- 小型・高収納
- 各研究者の端末からデータ検索や入出庫指示が可能
- サンプル、残量、使用回数等のデータ管理
- 標準モジュールの組合せにより、ニーズに合わせた入出庫能力・レイアウトを実現
- バーコード、2Dコード読み取りによる確実な保管
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- チューブピッキングユニット
- マイクロチューブを1本ずつ正確にピッキング
- 独自のフローティング機構を採用し、チューブ二重入庫の際も確実にチューブを保護
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- 移載ユニット
- プレート、チューブラックの底面や両サイドを多面的にチャッキングすることで、確実に移載を実行
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- 入出庫用カートリッジ
- 持ち運びに便利なカートリッジにプレート、チューブラックを収納
- 入出庫ユニットに解凍補助機能を採用しており、冷凍状態から常温に戻すまでの時間短縮を実現
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- 回転ラック
- 高収納保管かつ、冷気の対流を確保することで、庫内温度均一化
- 駆動源にリニアモータを採用し、静かでクリーンな環境を実現
- 高精度の位置決めにより、確実に移載を実行
ラボストッカ80
つばきラボストッカ80は、ご要望の多いー80℃での保管を可能にした自動ピッキング保管庫です。
マイクロチューブ、384チューブ、プレート(SBS規格準拠品)を個別に冷凍環境で保管します。
当社独自の移載ユニット、ピッキングユニットにより高速かつ正確な搬送を実現します。
特長
- 小型・高収納
- 専用カートリッジにより3ラック取り扱い
- バックアップ機能(炭酸ガス)
- 異常時、サンプルをー80℃へ強制搬送
- 曝露防止のため、2D読取高速化
- ラック/キューブ切り離し機能設置
- バーコード、2Dコード読み取りによる確実な管理
保管庫 | 51,408 (48チューブ2㎖換算) |
保管温度 |
フリーザ室 :-80℃ ピッキング室:-20℃ |
出庫能力 | 60本/時間 (HIT率1換算)~300本/時 (HIT率5換算) |
保管庫サイズ | 設置面積 : 5.1m × 2.1m = 10.71平方メートル 保管庫高 : 2.3m (クリアランス0.1m含む) |
ラボストッカ80ミニ
ラボストッカ80ミニは、-80℃の環境下で試料を保管する小型の自動ピッキング保管庫です。凍結、解凍サイクルによる試料へのダメージを抑制し、大切な試料の品質を守ります。
特長
- チューブの保管およびピッキングを-80℃の環境下で実施
- 水分流入を抑える機構を内蔵しており、庫内への着霜を抑制
- 保管エリア、ピッキングロボット、操作パネル一体型で省スペース化を実現
- バーコードによるトレーサビリティで、入出庫情報や在庫情報を一括管理
- -80℃環境下で人の作業が不要のため、作業者の凍傷などの危険性を回避
- パスワード認証によりセキュリティを強化
保管庫 | 約12,000本(96ウエル 1.0mℓ スクリューキャップチューブ) 又は 約19,000本(96ウエル 0.55mℓ スクリューキャップチューブ) |
保管温度 | -80℃ 保管エリア及びピッキングエリア |
保管庫サイズ | 幅2.1m × 奥行き1.08m 保管庫高 : 1.94m |
ラボストッカ150
つばきラボストッカシリーズに-150℃超低温自動倉庫がラインアップ。
液体窒素による冷却で、サンプルを長期安全に保管することができます。また、ピッキングも-150℃環境で行い検体への曝露はありません。
特長
- -150℃内での検体保管とピッキングを行い曝露を零にすることにより検体の品質を維持します。
- フリージングBOXによる入出庫を行うことでサンプルの曝露を低減します。
- ラボストッカで培ったチューブ把持機能、ラック移載機能により、検体を正確に素早く、確実にピッキング、移載動作を行います。
- 窒素環境による湿度コントロールで結露、発霜はありません。
- 保管対象に合わせて、チューブサイズは変更可能です。96ウエルミニチューブからクライオチューブまで、ピッキング可能です。
※チューブサイズに合わせピッキングユニットを製作します。ご相談ください。 - 液体窒素気相保管により、停電時又は液体窒素の供給が滞っても冷却を維持します。
- つばきラボストッカと同様の運用管理が可能です。 予約機能、入出庫履歴管理など、すでに研究所内で利用いただいている実績のあるソフトウエアで構成されています。
保管庫 | 50,000本 (96ウエル 1.3mℓ スクリューキャップチューブ) 又は 20,000本 (48ウエル 2.3mℓ スクリューキャップチューブ) |
保管温度 | -150℃ 保管エリア及びピッキングエリア |
保管庫サイズ | 設置面積 : 2.2m × 2.0m = 4.4平方メートル 保管庫高 : 2.85m (制御機器含まず) |
ラボストッカミニ
つばきラボストッカミニは、設置スペースに限りあるお客様のご要望にお応えする自動ピッキング保管庫です。
小型サイズの自動保管庫に、可能な限りの保管容量を確保します。将来の増設も容易です。
従来のラボストッカと同じく、マイクロチューブ、384チューブ、プレート(SBS規格準拠品)を個別に冷凍環境で保管します。
ピッキングは移載ユニット、ピッキングユニットにより高速かつ正確です。
特長
- さらに小型で高収納
- ユニット増設で保管量を容易に拡張可
- 設置・搬入も手軽 ユニット単位で分割搬入→エレベータで搬入可*注1
- 各研究者の端末からデータ検索や入出庫指示が可能
- サンプル、残量、使用回数等のデータ管理
- 標準ユニットの組合せで、ニーズに合わせた入出庫能力・レイアウトを実現
- バーコード、2Dコード読み取りによる確実な管理
- 導入時、既設ラボストッカとのデータ共有可能
注1 1,050W×2,000H×2,000D以上のエレベータサイズ
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単体
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3連増設
保管庫 | 114,048本 (96ロングチューブ換算) 202,176本 (96ハーフチューブ換算) 953,856本 (つばき384チューブ換算) |
保管温度 | フリーザ室/ピッキング室 : -20℃ |
出庫能力 | 150本/時間 (HIT率1換算)~450本/時間 (HIT率3以上換算) |
保管庫サイズ | 設置面積:2.82m × 1.05m = 2.96平方メートル 保管庫高:2.6m(クリアランス0.1m含む) |
ラボストッカミニ連動Plate提供システム
ラボストッカミニ連動Plate提供システムは、冷凍自動保管庫つばきラボストッカミニと分注システムが連動し、凍結状態のサンプルから自動で目的のプレートを作製するシステムです。
保管庫はサンプルの冷凍保管機能の他に、チューブの自動ピッキング機能、チューブの解凍機能を搭載しています。また、分注システムは、溶液の遠心分離機能、分注機能、キャップの自動開閉機能、分注プレートへのシール機能を搭載し、構成機器間の容器搬送を自走式多関節ロボットで行います。
一連の動作を自動化することで、夜間での分注プレート作成業務を実現し、人材不足への対応、ヒューマンエラーの防止を図ります。
特長
- 凍結状態サンプル から 自動で目的のプレート作成
- 分注システム内は自走式の多関節ロボットにより各デバイスにアクセス
- チューブの本数や液重量に合わせて遠心分離可能
- 分注量は1ul~700ulまで対応
- SBS規格の分注プレートが最大26種類登録可能
保管庫 |
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保管温度 | フリーザ室/ピッキング室: -20°C |
チューブ出庫能力 | 150本/時間 (HIT率1換算)~450本/時間 (HIT率3以上換算) |
プレート作成能力 | 96プレート1枚20分 (遠心、キャップ開閉、分注、シール動作含む) |
ラボストッカ アプリケーション
拡張性
ラボストッカ・ラックタイプは、基本仕様のみならずお客様の要望する収納量・設置場所・運用に合わせた最適レイアウトを組めます。
分注装置付
ラボストッカと分注装置を自動連動させたタイプで、保管しているプレートからヒットピッキングによりアッセイ用プレートを自動作製します。
自動秤量
ラボストッカと天秤を連動させたタイプで保管しているバイアル・マイクロチューブのサンプルを自動計量することで正確な残量管理を行うことができます。さらに、バイアルのキャップの増締めを合わせて行うことも可能です。