プレスリリース
EAGLYS社との業務提携領域を拡大
「生成AI業務支援ソリューション」開発・実装へ
~生成AI活用により、当社マテハン事業部の業務変革・DX化を推進~
2025/12/23
株式会社椿本チエイン(本社:大阪市北区、代表取締役社長:木村隆利、以下、当社)は、EAGLYS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:今林広樹、以下、EAGLYS)との業務提携領域を拡大します。これまで物流領域における「AI画像認識技術」の共同開発・実用化(注1)を進めてきましたが、新たに、AIナレッジベース(注2)を活用した「生成AI業務支援ソリューション」の開発・社会実装に向けた取り組みを開始いたします。
製造業の中核業務に対応する「専門性と高精度を兼ね備えた生成AI出力」を実現したEAGLYSの強みを生かし、当社の知見とデータを融合したAIナレッジベースを構築。これにより、当社マテハン事業部における、搬送・保管システム等の開発・設計、製造、営業、メンテナンスサービスといった中核業務のDXを推進し、業務効率化と生産性向上を図ります。さらに、AIエージェント(注3)の活用を通じてDXの対象業務を拡大し、データドリブン(注4)型ビジネスへの転換を加速することで、より高品質な商品・サービスをお客さまにお届けするとともに、社会課題の解決に寄与してまいります。
■「生成AI業務支援ソリューション」 について
(1) 特長
手作業を介さず自動的に、社内の一次情報を生成AIに活用できる形式知に変換。汎用AIでは到達できない高精度な出力を実現します。
(2) 開発プロセス
①データ整備AI(構造化AI)
AIが自動で多種多様なフォーマットの業務データを整形しデータベース化
↓
②AIナレッジベース
生成AIが参照する情報基盤“ナレッジベース”をAIが自動でデータベースから構築
↓
③生成AI
社内の一次情報を活用した業務特化型AIエージェントと品質評価AIにより、現場が使えるレベルの高精度なAI出力を実現
(3)当社マテハン事業部での生成AI活用(予定)
プライベートデータを活用した高精度なAIが、4つの支援でビジネスを加速させます。
①営業支援
対話型インターフェースの営業支援ツールにより、商談から契約までのリードタイム短縮と工数軽減を実現。面談シートを解析しニーズを抽出、提案資料の自動生成や差別化ポイント提示を行います。社内データベースを参照した的確なサポートで、営業リソースの不足を解消します。
②顧客支援
バーチャルアシスタントが常時、顧客の製品導入検討を支援します。製品比較、よくある質問への回答、最適な構成案などを自動提案します。顧客へのタイムリーな対応と、コンタクト障壁を下げることで潜在顧客との接点を増やし、顧客開拓の機会を拡大します。
③メンテナンス支援
点検報告書や納入図面などのデータ整形、自動取込みにより、適切な保守対応やトラブルシューティングの対応品質を向上します。過去のメンテンスノウハウをAIが学習することで属人化を解消し、様々な保守対応提示する事により、トラブル復旧のリードタイムを短縮します。
④製造支援
生産計画の最適化、需要予測、品質管理の高度化により、製造現場の効率を最適化します。AIが過去の生産データから最適な生産・段取りスケジュールを導き出し、リードタイム短縮と在庫圧縮を実現します。
生成AIと暗号化技術を活用したAIナレッジベースの構築は、当社が掲げるソリューション型・データドリブン型ビジネスへの転換を加速させる重要な取り組みです。EAGLYSとの協業を通じて、現場起点の「生成AI業務支援ソリューション」を実装し、AIが実務の中で価値を創出するプロセスを磨き上げてまいります。
- (注1)2024年に世界最高水準の高速・高精度AI画像認識装置「AIてむ鑑定士®」を実用化し、複数の物流センターで運用中
プレスリリース https://www.tsubakimoto.jp/company/news/press/2024/07/30/1/ - (注2)AIナレッジベース:AIが情報を蓄積・整理し、必要なときに検索・活用できる知識のデータベース
- (注3)AIエージェント:特定の目標達成のためにナレッジベースを検索・理解し、自律的に計画・判断・行動できる高度なAIシステム
- (注4)データドリブン:データを戦略的かつ効果的に活用し、ビジネスを成長させていく考え方や手法
- ■EAGLYS株式会社 https://www.eaglys.co.jp
- 2016年12月設立。秘密計算によるインダストリーデータの活用を促進するPrivate AI プラットフォームを提供する企業。お客様のデータを安全に収集しAI・データの活用を実現する基盤の提供と、それらを実現する基礎技術の研究開発が強み。『世の中に眠るデータをつなぐハブとなり、集合知で社会をアップデートする』というビジョンの下、様々なお客様のAIならびにデータのコラボレーション促進を支援する
■商品に関するお問い合わせ先
株式会社椿本チエイン マテハン事業部 プロモーション企画課
TEL 042-973-1142
■報道機関からのお問合せ先
株式会社椿本チエイン 経営企画室 広報課
TEL 06-6441-0054 E-mail :
プレスリリースに記載されている情報は発表当時のものであり、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。


