株主・投資家情報

2015年度の業績

 株主の皆様には、平素より格別のご支援、ご高配を賜り厚く御礼申しあげます。
 2015年度の業績は、売上高2,039億円、営業利益215億円(利益率:10.6%)。売上高、営業利益は過去最高を更新しました。これは、海外における自動車部品事業の伸長、円安の進行、国内におけるチェーン事業の伸長などによるものです。一方、中国の連結子会社において減損損失を計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は127億円(前年度比9.8%減)となりました。

「中期経営計画2016」の進捗と今後の課題

 当社グループは、2017年に迎える創業100周年、その先の持続的成長力強化のため、2020年をターゲットとした「長期ビジョン2020」を定めています。
 その長期ビジョン達成に向けたアクションプランである「中期経営計画2016」最終年度の重点課題をご説明いたします。

1 重点課題
 チェーン事業では、中国の子会社、椿本鏈条(天津)の業績向上に取り組みます。
 これまで中国国内向けのビジネスに注力してきましたが、中国市場の冷え込みを踏まえ、今年度よりアジア地域を中心に同社製のコンベヤチェーン輸出を開始し、売上増加を図ります。
 また、展開が遅れていた欧州のチェーン製造拠点については、イタリアのチェーンメーカーと技術援助契約を締結。これにより、価格、納期が市場ニーズに合わず苦戦が続いていた欧州での小形コンベヤチェーンビジネスを拡大していきます。
 精機事業は、昨年度からスタートしたツバキE&Mの国内工場再編です。工場の集約や生産ラインの見直しなどによる生産性30%向上に向けて、再編を完了させます。
 自動車部品事業は、チェコの工場建設に加え、韓国や米国工場の拡張などグローバル生産体制をさらに強化します。
 マテハン事業では、メイフラン事業の収益性向上に取り組みます。先般稼働を開始したインドネシア工場を活用した生産性向上、コストダウンなどにより価格競争力を強化し、収益性を高めます。
 また、商品開発もモノづくり企業である当社グループにとって最重要課題のひとつです。今年度もマーケットニーズを的確にとらえた商品開発を推進し、新商品発売、新サービスの提供に注力します。

2 人材の育成と活用
 グローバルな拡大成長を目指す当社グループでは、長期ビジョン達成に不可欠な従業員の力、組織としての力を高めるため、人事制度改革に着手しています。従来の役割主義、成果主義を踏襲しながら、「雇用の多様化」を進めるとともに、「従業員の働きがい向上」を目指し、今年度から順次新制度を導入していきます。

2016年度の見込み

 2016年度の連結業績予想は、売上高2,060億円、営業利益208億円です。中国景気の減速などの外部環境変化や課題進捗の遅れなどにより、「中期経営計画2016」の数値目標に対してはやや未達の予想ですが、「長期ビジョン2020」の達成に向けて実行すべき課題は変わりません。現状の姿を正しく認識し、「あるべき姿」とのギャップを埋めるため、「中期経営計画2016」の課題を着実に実行するとともに、「中期経営計画2019」を策定し、持続的成長力の強化に努めます。
 また当社グループは、株主還元重視の観点から、連結配当性向30%実現を目標としており、今年度は1株当たり年間22円(連結配当性向30.7%)を予定しております。
 株主の皆様には、今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。

※CEO: Chief Executive Officer(最高経営責任者)
 COO: Chief Operations Officer(最高執行責任者)

2016年6月

 代表取締役社長_長勇、代表取締役社長_大原靖  
 代表取締役社長兼COO 大原 靖   代表取締役会長兼CEO 長 勇