環境・社会活動

地球温暖化による気候変動が進む中、CO2など温室効果ガスの削減が地球規模の課題となっています。つばきグループでは、事業活動による環境影響を低減するため、環境自主行動計画に基づく具体的取り組みを推進しています。
当社のモノづくりで使用されるエネルギーの多くは、チェーン部品製造時の鋼材の熱処理プロセスに集中しています。そこで当社では、省エネ型熱処理炉の導入、エネルギー効率の向上を図るとともに、重油から都市ガスへの燃料転換、主要工場の断熱塗装、太陽光発電などの再生可能エネルギーの利用、LED照明の採用など、様々なCO2削減対策を実施しています。

CO2排出量の削減

2017年度におけるつばきグループのCO2排出量および原単位(CO2排出量/生産高)は以下のとおりとなりました。
生産拡大が続く中でCO2排出量は残念ながら前年度比+2.1%(増加)、反面、原単位は3.3ポイント改善しました。
なお、2017年度から、電力のCO2換算係数に関しては、従来の固定値(0.378)から各事業所が電力供給を受ける電力会社の公開された年度別のCO2排出係数を用いて計算する方法に変更しました。

CO2排出総量/CO2排出量(生産高100万円当たり)*
CO2排出量

事業拠点におけるCO2削減の取り組み

マテハン新工場による省エネ(埼玉工場)

マテハン新工場による省エネマテハン新工場の太陽光発電システム

埼玉工場マテハン新工場は、「魅せる開発工場」をコンセプトに2018年6月より稼動を始めました。
この新工場では、多くの省エネ方策が盛り込まれています。屋上には太陽光発電システム510kWを設置し、発電した電力は全量を自家消費しています。
また全館LED証明、外壁には断熱塗料、トップランナー変圧器導入、暖房用燃料転換などにより、年間約300トンのCO2排出量を削減。マテハン工場のCO2排出量の半減を目指しています。

コジェネ*による空調から新空調システムへの進化(京田辺工場)

工場屋上の新空調用チラー工場屋上の新空調用チラー

京田辺工場では、従来からコジェネによる工場空調と生産用冷水を行ってきましたが、コジェネの老朽化によるエネルギー効率の低下やメンテナンス費の増大が顕著になったことから、これに変わる最適な高効率システムの導入により、大幅なCO2排出削減とライフサイクルコスト低減を実現しています。
この新システムでは、高効率チラー(従来比50%効率アップ)やインバータ方式など様々な効率アップの機器を組み合わせています。さらには監視制御装置を進化させ、運用の見える化を行い負荷変動に対応した最適運用が可能となりました。2018年1月から7月のCO2排出削減量は約500トンとなっています。
* コジェネ=コージェネレーションシステムの略

タイ ― マングローブ植林で年間約190トンのCO2を削減(タイ)

マングローブ植林で年間約72トンのCO2を削減マングローブの植樹

タイのTsubakimoto Automotive(Thailand)では、2007年以来、マングローブの植樹活動に継続的に取り組んでいます。マングローブの森は、豊かな生態系や生物多様性を育み、多くのCO2を吸収するものの、近年は開発のため伐採が進み、消滅の危機を迎えています。この活動により、これまで10年間で約25,000本のマングローブを植樹し、年間約300トンのCO2を吸収しています。

LED照明への積極的転換(京田辺工場)

LED照明への積極的転換明るくなったMF棟

京田辺工場では京都府地球温暖化対策条例および省エネ法に基づくCO2排出量の削減と最大電力低減のため、照明電力・空調電力・生産電力等の削減に取り組んでいます。
照明電力では、確実に電力削減につながる天井照明のLED化を進めており、MF(メインファクトリー)棟に設置していた500台のメタルハライドランプを200台のLED照明に置き換えた結果、年間約180トンのCO2排出量削減となりました。また、従来に比べ明るくなり安全面にも貢献しています。
同工場では、2017年度までに、すべての工場棟の天井照明をLED照明に置き換え、さらに事務棟の蛍光灯のLED化も順次進めています。

CO2削減の計画と状況