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Q駆動用チェーン
14.ステンレスチェーンの最大許容張力はなぜ低いのか?

A ステンレスチェーンの最大許容張力は、スチールチェーンに比べ約1/8程度に低下します。
これは、許容張力の設定方法が下記の通り異なる為です。

RSローラチェーン(スチール製)
RSローラチェーンの最大許容張力は、疲れ限度を基に設定した値となっています。この値以下の荷重であれば、繰返し負荷をかけてもRSローラチェーンの疲れ破壊は起こりません。最大許容張力内であれば、特殊雰囲気でない限り、チェーンは摩耗で寿命に至ります。
尚、RSローラチェーンの部品には熱処理を施しています。


ステンレスドライブチェーン(SS仕様)
  ステンレスドライブチェーン(SS仕様)の最大許容張力は、摩耗性能を基に設定した値となっています。(部品が生材で、RSローラチェーンに比べ硬さが低い為、耐摩耗性が問題になります。) これを越える張力が掛かると、チェーンの摩耗伸びが早期に発生し、ピン~ブシュ間の凝着摩耗による屈曲不良も発生します。


ステンレスドライブチェーン(AS仕様)
  ピン・ローラに析出硬化系ステンレス鋼を採用し、許容面圧をステンレスドライブチェーン(SS仕様)の1.5倍にアップしています。よって、最大許容張力は、ステンレスドライブチェーン(SS仕様)の1.5倍です。
  【#60の場合】
チェーン形番 最大許容張力 kN {kgf}
RS60-1 8.83 {900}
RS60-SS-1 1.03 {105}
RS60-AS-1 1.57 {160}

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