(1) |
Rローラ・Fローラ |
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触軌面および、ブシュとの摺動部分の摩耗によって、プレートの下面がレールに当り始める時をもって限界とします。  なお、レールに曲がり部分がある場合には下図のようにSに相当する寸法だけ摩耗しろが少なくなりますので、平面の場合に比べてより一層の注意が必要になります。  |
(2) |
Sローラ |
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ローラ肉厚が60%摩耗し、残り40%になった時が限界です。 |
(3) |
ブシュ |
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ブシュ肉厚が60%摩耗し、残り40%になった時が限界です。 |
(4) |
プレート |
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プレート相互間の摩擦およびローラ側面とプレート内側との接触により、下図(左)の(A)(B)の
ように摩耗が生じます。この摩耗量がプレート板厚の1/3を越えると限界となります。 |
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プレートが直接輸送物やレール上を滑る場合は、下図(右)のようにプレートの幅方向に摩耗します。この摩耗量がプレート板幅の1/8に達した時に限界となります。 |
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(5) |
チェーンの摩耗伸び |
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チェーンはスプロケットに噛合う時や、レールの曲がり部で屈曲します。この時のブシュとピンの摺動による摩耗によってチェーンの全長が伸びます。この使用限界は、基準長さ(ピッチ×リンク数)の2%伸びた時点としています。右図のように出来るだけ多くのリンク数(少なくとも4リンク以上)を測定します。測定位置は、
(A)ピンの中心から中心まで
(B)ピンの一端から一端まで
A、B何れかの方法でチェーンの長さを測定し、基準長さと対比の上、チェーンの伸び率(%)
を求めてください。
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