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大形コンベヤチェーンの構造

1.構造図

大形コンベヤチェーン構造図

■チェーンの基本3寸法

ピッチ、ローラ径、内リンク内幅をチェーンの基本3寸法といいます。
この寸法が同一のときはチェーン・スプロケットは互換性があります。

※大形コンベヤチェーンの全長公差は±0.25%です。

2.構成部品

1. ピン (CP) 2. ブシュ (B)
ピンは外リンクと内リンクを連結することが最も重要な役目です。プレートと同様、進行方向にチェーン張力を受け、直角方向に運搬物の反力を受けます。さらにピンの外周はチェーンが屈曲するときに、ブシュの内周と摺動して摩耗します。ピンは重要な強度部材であると同時に耐摩耗性が要求されます。 ブシュはスプロケットにチェーンが噛合う時、チェーン張力を受ける強度部材ですが、主要な働きは軸受部材です。ブシュの外周は、ローラが回転するときにはローラの内周との摺動により摩耗し、ブシュの内周は、チェーンが屈曲するときピンの外周と摺動して摩耗します。ブシュの内周の摩耗は直接ピッチ伸びとしてあらわれます。
3. ローラ (R-R、F-R、S-R、M-R、N-R) 4. プレート (PLP-A、PLP-B、BLP)
ブシュと「スキマバメ」になっています。スプロケットに噛合う時はコロの働きをして、衝撃および歯面の摩耗を緩和します。また走行するときは転がって走行抵抗を少なくします。 プレートは主としてチェーンの進行方向に引張り荷重を受け、直角方向に運搬物を支えるための反力を受けます。チェーンが屈曲するときは外プレートと内プレートが摺動し、スプロケットに噛合う時は歯の側面と摺動します。一般に外プレートには丸穴と欠穴があります。
5. Tピン (T-PIN) 6.アタッチメント
Tピン取付図 外プレートにピンを圧入後、Tピンを挿入し、曲げてピンの抜け止めとします。
30°以上曲がるか、Tピンの端がプレートの幅以内に納まるまで曲げておきます。
取付物を固定する部分です。

※( )は納品図面に記載される部品名の記号です。

3.安全上のご注意

組立てられたチェーンへの付加部品の溶接は、プレートの歪みによるチェーンの曲がりや捩れを生じ、また、熱影響による部品の硬度低下や脆性破壊を生じることがありますので、絶対に行わないでください。