環境・社会活動

つばきグループは「人材」を最大の経営基盤と位置付け、より「安全・快適な職場」、より「働きがいのある職場」の整備に努めています。

人材の育成と活用

従業員が様々な仕事にチャレンジし、成長を続けることが、つばきグループの成長につながると考えています。最大の経営資源である「人材」の育成・強化に向けて、国籍や性別、年齢等に関わらず、多様な人材が「生き生きと働ける環境」の整備を進めるとともに、従業員のモチベーション向上に努めています。

人材の育成

「一の人たれ」 ―― つばきグループでは、目標とする分野でトップを目指し、①変革意欲を持ってチャレンジを続ける人材、②常に高いスキルとその向上を求め続ける人材、③自己責任の下に行動できる人材 を求めています。
職種を問わず、様々な育成機会を提供することにより、若手・グローバル人材の育成強化、女性の活躍推進、技能の向上などを図っています。

研修・教育体系

つばきグル―プの成長原動力は、1917年の創業以来、モノづくり企業として磨き続けてきた技術力です。その技術力を次世代に継承すると同時にさらに磨きをかけるため、1998年4月に「つばきテクノスクール」を開校。その後、技能系、営業系とカリキュラムの充実を図ってきました。 2017年度にはそのカリキュラムを整理し、技術者向けの「テクノスクール」、技能者向けの「技能スクール」、事務・営業向けの「ビジネススクール」に分割してそれぞれの内容充実を図っています。これら機能別研修と職種横断の階層別研修と組み合わせることにより、従業員の意識向上と技術力向上という好循環を生み出しています。

◆若手技術者の育成◆
「つばきテクノスクール」は、基礎技術や加工技術等の「初級技術コース」、材料工学や制御・情報工学等も含めた「中級技術コース」など、当社オリジナルのカリキュラムによる実践的な研修です。中級コースでは職場の課題の中からテーマを設定して解決策を実行するなど、知識・スキルの向上に加え、問題解決能力向上にもつなげています。
また、研修とは別に、各部門の最新技術を発表する「技術フォーラム」を通じて、部門を超えたアイデアの共有、交流・協創の場を広げています。

テクノスクール 技術フォーラム

◆モノづくり技能の向上◆
つばきグループでは、①「技能士」養成、②基礎技術・技能の実技指導により当社固有の技能・技術の伝承を図る「加工道場」、③技能者の最上位資格「マイスター」、技能指導職「トレーナー」設置による後継者育成 他により、モノづくり技能の継承と強化を図っています。
これら技能の相互研鑽、発表の場となるのが、2012年にスタートした「技能オリンピック」です。当社グループの優れた技能者が一堂に会し、全事業に共通する「普通旋盤」「溶接」「計測」「手書き製図」など8種目でその技を競い (技能検定1~2級レベル)。成績優秀者には金・銀・銅メダルが授与されます。2016年からは海外グループ会社からの参加もあり、技能の向上に加えて、事業部門、国内外を問わない技術交流により、組織の活性化にも寄与しています。2018年度は海外グループ会社4社を含め、70名が技を競いました。

加工道場(マテハン事業部) マイスター・トレーナーに授与される
ワッペン
つばき技能オリンピック

グローバル人材の育成

海外トレーニー(オランダ)

当社グループの海外売上高比率は2007年度の37.5%から、2017年度には55.5%に伸長し、事業のグローバル化が急速に進展しています。これに伴い海外従業員比率も高まり、2017年度末には、連結従業員数8,358人のうち、54%が海外子会社の従業員となりました。
このような状況下、グローバル人材の育成・強化が当社グループの重要課題のひとつとなっています。そのため、2010年度より、語学と国際的ビジネスマナーの習得および異文化への理解を促進する目的で、海外子会社に若手従業員を研修生として派遣する「海外トレーニー制度」を導入しました。2018年3月末までに合計86名の若手従業員を派遣しており、今後は今まで以上のペースでの派遣を検討しています。
また、海外子会社の従業員を日本に受け入れる形の研修も実施しており、つばきグループ全体でのグローバル人材の育成に取り組んでいます。

地域別従業員比率
地域別従業員比率
新規生産設備の技術指導を
受ける海外従業員

ダイバーシティ (雇用の多様化推進)

つばきグループは、従来の仕事重視の役割主義・成果主義をベースに、「多様性」をキーワードにした人事制度改革を推進しています。国籍や性別、年齢に関係なく、様々な人が公平に評価され、安心して活き活きと働ける職場環境の整備に取り組んでいます。

女性の活躍推進

結婚や妊娠・出産による退職は過去のもの。椿本チエインでは、世間に先駆けて男女同一賃金を導入し、妊娠・出産といった女性ならではのライフイベントにおいても、安心して働き続けられる人事制度を整備してきました。
また、女性の活躍推進については、女性従業員・幹部職比率の引き上げを目指し、2020年度に当社単体の女性従業員比率10%(2018年4月1日現在8.4%)、女性幹部職比率5%(同2.0%)を目標に掲げ、女性限定セミナーの開催や各高校・大学への積極的な働きかけを実施しています。優秀な従業員は性別を問わず積極的に昇格の機会を与え、女性幹部職比率の向上を目指しています。

女性幹部職数と女性社員比率の推移
従業員数の推移

障がい者・高齢者の雇用促進

つばきグループでは、障害をもった方々が個々の能力や適正を活かした業務に従事できるように職場環境を整備し、製造現場、管理事務、健康管理など、幅広い分野での雇用拡大に努めています。
また、当社は世間に先駆けて1991年に再雇用制度を導入。2003年には高齢化・社会保障制度の変更に対応した新しい雇用延長制度を整備し、その後は短時間や短日数勤務を選択可能にするなど、段階的に制度を拡充してきました。2017年には希望者全員(正社員)が65歳まで働き続けられ、最大70歳まで雇用延長可能な制度に見直しを実施。2017年の再雇用率は84.2%と、多くの従業員が定年後もシニア社員として働き続けています。

ワークライフバランスと働き方改革

つばきグループでは、多様な働き方ができる環境整備を推進しています。
フレックスタイム制や裁量労働制を採用して勤務形態の自由度を高めるとともに、育児や介護でも働き続けやすい職場環境の実現、休暇・休職制度の導入等、安定的に働く事ができる仕組みを構築しています。
また、2016年度から働き方改革プロジェクトチームを立ち上げ、業務の効率化による生産性向上とともに、健康的で働きがいのある労働環境の整備を推進しています。2018年4月には、社長直轄組織として「働き方改革推進室」を設置しました。全社を挙げて徹底的な業務の効率化を推進し、健康的な働き方、メリハリのある働き方を実現し、従業員全員の「働きがい」向上に継続して取り組んでいます。